この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
秋が深まり、週末の昼に「なにか温かいものが食べたいね」という日が増えてきました。そんな日に作りたいのが、牡蠣の味噌煮込みうどんです。
ぐつぐつと煮えた土鍋のふたを開けると、みその香りがふわり。コシのあるうどんに濃いめのスープがからみ、牡蠣の旨みがじんわり広がります。ひとり分ずつ小さな土鍋で作れば、そのまま食卓に出せて洗い物も少なくすみます。
結論からいうと、おいしく作るコツは3つ。①みそは2種類を合わせてコクを出す、②うどんは煮込み用か冷凍うどんを使う、③牡蠣は最後に入れて煮すぎない。15分ほどでできあがります。
- 材料(1人分)
- 作り方
- おいしく作る3つのコツ
- 具材のアレンジ
- よくある質問
材料(1人分)
- 冷凍むき牡蠣 100g(1/2パック)
- うどん 1玉(煮込み用の生うどん、または冷凍うどん)
- 長ねぎ 1/2本/しいたけ 2枚/油揚げ 1/2枚
- 卵 1個
- 【スープ】水 400ml、顆粒和風だし 小さじ1
- 【みそ】豆みそ(赤みそ)大さじ1、合わせみそ 大さじ1
- みりん 大さじ1、砂糖 小さじ1
- 片栗粉 小さじ1(牡蠣の下ごしらえ用)
作り方
1. 下ごしらえ
- 冷凍むき牡蠣は商品の表示に従って解凍し、片栗粉をまぶして軽くもみ、水で洗い流す。キッチンペーパーで水気をふく
- 長ねぎは斜め切り、しいたけは薄切り、油揚げは短冊切りにする
2. スープを作る
- 土鍋に水と和風だしを入れて中火にかけ、煮立ったら火を弱める
- 2種類のみそ・みりん・砂糖を、おたまの中で溶きのばしながら加える
3. うどんと具材を煮る
- うどん・しいたけ・油揚げ・長ねぎの白い部分を加え、ふたをして弱めの中火で煮る(生うどんは5〜6分、冷凍うどんは3〜4分が目安)
- 卵を割り入れ、牡蠣と長ねぎの青い部分をのせる
- ふたをして、牡蠣の中心部が85〜90℃で90秒以上になるまで加熱する(厚生労働省の目安)。牡蠣がふっくらし、卵が好みのかたさになったらできあがり
おいしく作る3つのコツ
| コツ | 理由 |
|---|---|
| みそは2種類を合わせる | 豆みそのコクと、合わせみその香りが重なり、味に奥行きが出る。豆みそだけだと塩けや渋みが強くなりやすい |
| うどんは煮込み用か冷凍を | ゆで麺は煮込むとやわらかくなりやすい。煮込み用の生うどんや冷凍うどんはコシが残りやすい |
| 牡蠣は最後に | 牡蠣は加熱しすぎると身が縮んで固くなる。必要な加熱をしたら、それ以上は煮込まない |
スープは「少し濃いめ」でちょうどいい
煮込みうどんは、煮ているうちにうどんがスープを吸い、味がなじんでいきます。最初に味見をするときは、「少し濃いかな」くらいがちょうどいい目安です。煮詰まりすぎたら、お湯を少し足して調整してください。
牡蠣とみその組み合わせは、ほかにも牡蠣の味噌汁レシピや牡蠣の味噌バター焼き|コク深い簡単レシピで楽しめます。
具材のアレンジ
- 秋のきのこたっぷりで:まいたけ・しめじ・えのきを加えれば、香りのよい秋の一杯に
- 白菜を加えて:白菜の甘みがスープに溶けて、やさしい味わいに
- 七味や柚子こしょうで:食べる直前にふれば、味が引き締まる
残ったスープにごはんを入れて、おじや風にするのもおすすめ。最後の一滴まで、牡蠣とみその旨みを楽しめます。
献立のヒント
味噌煮込みうどんは、それだけで主食とおかずを兼ねる一品。合わせるなら、さっぱりとした小鉢がよく合います。
- 青菜のおひたし:ほうれん草や小松菜をゆでて、かつお節としょうゆで
- 大根の浅漬け:塩もみして昆布と合わせるだけ。濃いめのスープの合間に、口の中がすっきり
- きゅうりの酢の物:甘酢の酸味が、みそのコクを引き立てる
家族で囲むなら、大きめの土鍋で作ってテーブルの真ん中へ。取り分けるときは、牡蠣と卵がそれぞれのお椀に行きわたるようにすると、みんなが笑顔になります。冷凍うどんと冷凍むき牡蠣を冷凍庫に入れておけば、買い物に行けない日でも、野菜を少し足すだけで温かいお昼ができあがります。
よくある質問
Q. 豆みそ(赤みそ)がないときは?
A. 合わせみそだけでも作れます。その場合は大さじ1と1/2から始め、味を見ながら調整してください。コクを足したいときは、しょうゆを少し加えるのもおすすめです。
Q. 土鍋がないときは?
A. 小さめの鍋やフライパンでも作れます。できあがったら、温めておいた器に移すと冷めにくくなります。
Q. 2人分以上作るときは?
A. 材料をそれぞれ人数分にして、大きめの土鍋で作ってください。うどんが多いとスープを吸いやすいので、水は少し多めにしておくと安心です。
まとめ
- 牡蠣の味噌煮込みうどんは、土鍋ひとつ、15分ほどで作れる
- みそは豆みそと合わせみその2種類で、コクと香りを
- うどんは煮込み用の生うどんか冷凍うどんで、コシを残す
- 牡蠣は最後に入れ、中心部85〜90℃で90秒以上加熱したら、煮すぎない
湯気の立つ土鍋をふうふうしながら食べる時間は、秋の週末のささやかなぜいたく。肌寒い日のお昼に、ぜひどうぞ。
出典:厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(加熱の目安)。分量・加熱時間は家庭での調理の目安で、コンロや鍋によって変わります。冷凍むき牡蠣の解凍方法・保存方法・期限は商品表示に従ってください。
※画像はイメージです