カキナイフの選び方|殻付き牡蠣を開ける道具と軍手の大切さ

この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)

「殻付きの牡蠣を家で開けてみたいけれど、どんな道具をそろえればいいの?」「包丁で開けられないの?」──殻付き牡蠣を初めて買うときに、多くの方が迷うのが道具選びです。

結論からいうと、殻付き牡蠣を開けるなら、専用のカキナイフと、手を守る軍手(またはふきん)の2つをそろえるのがおすすめです。ふだんの包丁は刃が薄く、牡蠣を開けるのには向いていません。

冬の殻付き牡蠣のシーズン前の今こそ、道具をそろえておくのにちょうどよい時期。この記事では、カキナイフと包丁の違い、軍手やふきんを使う理由、カキナイフの選び方、開け方の基本まで紹介します。

  • カキナイフとは?包丁との違い
  • 軍手・ふきんを使う理由
  • カキナイフの選び方3つのポイント
  • 殻付き牡蠣の開け方の基本
  • 使ったあとのお手入れ
  • 冬の殻付き牡蠣シーズンの予告
  • よくある質問

カキナイフとは?包丁との違い

カキナイフ(オイスターナイフ)は、殻付きの牡蠣を開けるための専用の道具です。料理用の包丁とは、つくりも使い方もまったく違います。

くらべるところカキナイフふだんの包丁
刃短くて厚みがあり、先で殻のすき間をこじ開ける薄くて長く、食材を「切る」ためのもの
使い方すき間に差し込み、ひねったり、貝柱を切ったりする前後に動かして切る
牡蠣を開けると厚みがあり、こじる力をかけやすいつくり刃が欠けたり、すべって手をけがしたりするおそれ

牡蠣の殻は思ったよりかたく、2枚の殻は貝柱でしっかり閉じています。薄い包丁でこじ開けようとすると、刃こぼれしたり、すべって手を傷つけたりしやすくなります。大切な包丁を傷めないためにも、専用の道具を使うのがおすすめです。

軍手・ふきんを使う理由

牡蠣の殻のふちは、薄く割れやすく、とがっているところがあります。素手で持つと、殻のふちで手を切ってしまうことも。また、ナイフがすべったときに手を守るためにも、殻を持つ手には軍手をはめるか、厚手のふきんやタオルで牡蠣を包んで持つようにしましょう。

軍手は、殻が手の中ですべりにくくなるのもよいところです。ナイフを持つ手と殻を持つ手、どちらもしっかり固定できると、余計な力を入れずに開けられます。殻がぬれてすべりやすいときは、ふきんを下に敷いて作業すると落ち着いて作業できます。

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カキナイフの選び方3つのポイント

1. 握りやすい持ち手

カキナイフは、手のひら全体で握って力をかける道具です。持ち手が手になじみ、すべりにくいものを選びましょう。木製や樹脂製など、素材によって握り心地が違います。

2. 刃の長さと形

刃の長さや先の形は、商品によってさまざまです。初めての方は、刃が長すぎず、手元で力をコントロールしやすいものが扱いやすいでしょう。

3. お手入れのしやすさ

牡蠣を開けたあとは、殻のかけらや海水がつきます。洗いやすく、乾かしやすいつくりのものを選ぶと、長く使えます。

「何を選べばいいか分からない」という方は、軍手とナイフがセットになったものから始めると、すぐに使い始められて便利です。

殻付き牡蠣の開け方の基本

くわしい手順は「殻付き牡蠣の開け方」完全ガイドで紹介していますが、ここでは基本の流れをおさらいします。

  1. 殻の表面をたわしで洗い、汚れを落とす
  2. 軍手をはめた手(またはふきんで包んだ手)で、平らな殻を上にして牡蠣を持つ
  3. 殻のすき間(ちょうつがいの部分、または側面)にナイフの先を差し込む
  4. ナイフを上の殻の内側に沿わせて動かし、貝柱を切る
  5. 上の殻を外し、下の殻についている貝柱も切り離す

貝柱の位置については、牡蠣の貝柱はどこ?部位の名前と食感のちがいもあわせて読むと、イメージしやすくなります。殻が開きにくいときのコツは、殻付き牡蠣が開かない時の裏ワザでも紹介しています。

開けた牡蠣を加熱して食べるときは、中心部が85〜90℃で90秒以上を目安に火を通してください(厚生労働省)。生で食べる場合は、必ず「生食用」と表示されたものを選び、商品の表示に従ってください。

使ったあとのお手入れ

  • 使い終わったら、すぐに水で洗って殻のかけらを落とす
  • 中性洗剤で洗い、よくすすぐ
  • 水気をふき取り、しっかり乾かしてからしまう
  • 軍手は洗って干し、乾かしておく

シーズンが終わってしばらく使わないときも、よく乾かしてからしまっておけば、次の冬にすぐ使えます。

冬の殻付き牡蠣シーズンの予告

光栄水産の殻付き牡蠣「坂越の生かき」は、例年12月中旬ごろから5月中旬ごろまでの販売です。その年の海の状況で、時期が前後することがあります。販売の開始は、通販サイトの商品ページでご確認ください。

シーズンまでの間、牡蠣の味を楽しみたい方には、殻をむいた状態で冷凍した冷凍むき牡蠣200g(生食用)があります。開ける手間がなく、使う分だけ取り出して料理に使えます。

シーズンまでの準備に

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よくある質問

Q. マイナスドライバーで代用できますか?

A. 食品用ではない工具は、衛生面や、先がすべって手を傷つけるおそれがあるため、おすすめしません。食品用のカキナイフを使ってください。

Q. 軍手がないときは?

A. 厚手のふきんやタオルを何重かに折って牡蠣を包み、しっかり押さえて作業してください。

Q. 子どもと一緒に開けてもいいですか?

A. ナイフを使う作業は、大人が行ってください。お子さんには、殻を洗ったり、開けた牡蠣の貝柱を探したりする役をお願いすると、一緒に楽しめます。

Q. 届く日や発送の目安は?

A. お届けについては、ご利用ガイドをご確認ください。

まとめ

  • 殻付き牡蠣を開けるなら、専用のカキナイフと軍手(またはふきん)をそろえる
  • ふだんの包丁は刃が薄く、刃こぼれやけがのもとになるので牡蠣には使わない
  • カキナイフは、握りやすさ・刃の長さと形・お手入れのしやすさで選ぶ
  • 冬の「坂越の生かき」は例年12月中旬ごろから。道具は今のうちに準備を

道具がそろえば、殻付き牡蠣はぐっと身近になります。冬のシーズンに向けて、今から準備しておきましょう。

出典:厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(加熱の目安)。道具の使い方は一般的な説明です。殻付き牡蠣の販売時期は例年の目安で、海の状況によって変わります。
※画像はイメージです