この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
パエリアは食卓が一気に華やぐ料理ですが、「専用の鍋がない」「魚介の下ごしらえが大変そう」と、家で作るのをためらっている方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、牡蠣のアヒージョ(缶詰)を使ったフライパンパエリア風です。缶のオイルで米を炒めるので、オイルに移った牡蠣の旨みがごはん全体に広がります。魚介の下ごしらえはいらず、いつものフライパンひとつで作れます。
おいしく作るポイントは、米を洗わずに炒めること、水を入れたら混ぜないこと、牡蠣は最後にのせることの3つ。材料と作り方、失敗しないための火加減を紹介します。
- アヒージョ缶がパエリアに向いている理由
- 材料(2〜3人分・26cmのフライパン)
- 作り方
- 水分と火加減のコツ
- うまくいかなかったときの直し方
- レモン・パセリで仕上げる
- よくある質問
アヒージョ缶がパエリアに向いている理由
アヒージョは、オリーブオイルとにんにくで具材を煮るスペイン料理。パエリアもスペイン生まれの米料理なので、もともと相性のよい組み合わせです。
- オイルが「炒め油」になる:缶のオイルで米を炒めると、米の一粒一粒に風味がまとわりつく
- 下ごしらえがいらない:牡蠣は缶詰なので、殻をむいたり洗ったりする手間がない
- 常温でストックできる:思い立った日にすぐ作れる
アヒージョ缶をそのまま楽しむ食べ方は、牡蠣のアヒージョ:贅沢なおつまみレシピでも紹介しています。
材料(2〜3人分・26cmのフライパン)
- 牡蠣のアヒージョ(缶詰) 1缶
- 米 2合(洗わない)
- 玉ねぎ 1/2個
- パプリカ(赤・黄) 各1/4個
- ミニトマト 6個
- A 湯 400ml
- A 顆粒コンソメ 小さじ2
- A ターメリック 小さじ1/4(あれば。色づけ用)
- 塩・こしょう 少々
- オリーブオイル 適量(缶のオイルが少ないとき)
- レモン 1/2個、パセリ 適量
作り方
- 下準備:缶を開け、牡蠣とオイルを分けておく。玉ねぎはみじん切り、パプリカは細切り、ミニトマトは半分に切る。Aは合わせておく
- 野菜を炒める:フライパンに缶のオイルを入れて中火にかけ、玉ねぎを炒める。しんなりしたらパプリカを加えてさっと炒める(オイルが少なければオリーブオイルを足す)
- 米を炒める:洗わない米を加え、全体にオイルがなじんで米が少し透き通るまで2〜3分炒める
- 煮る:Aを注ぎ、塩・こしょうで味を調えて全体を平らにならす。ミニトマトを散らし、煮立ったらふたをして弱火で12〜15分。この間は混ぜない
- 牡蠣をのせる:水分がほぼなくなったら、牡蠣を表面に並べる。ふたをして火を止め、5分ほど蒸らす
- おこげを作る:ふたを取り、中火で1〜2分。底からパチパチと音がしてきたら火を止める
- 仕上げ:くし形に切ったレモンとパセリを添える
水分と火加減のコツ
米を洗わないのはなぜ?
パエリアは、米を洗わずに油で炒めてから炊くのが基本です。米の表面を油でコーティングすることで、粘りが出にくく、パラリとした仕上がりになります。ここが、炊飯器で炊くごはんとのいちばんの違いです。
水分は「米1合に200ml」が目安
この記事では、米2合に対して湯400mlにしています。フライパンはふたのすき間から水分が逃げやすいので、湯は水ではなく温かいものを使うと、煮立つまでの時間が短く、炊きムラが出にくくなります。
水を入れたら混ぜない
煮ている途中で混ぜると、米から粘りが出てしまいます。平らにならしたら、あとはふたをして待つだけ。気になってもふたを開けすぎないのがコツです。
牡蠣は最後にのせる
缶詰の牡蠣は、すでに火が通ってやわらかく仕上がっています。最初から一緒に煮ると身がくずれやすいので、最後にのせて蒸らしの熱で温めます。
うまくいかなかったときの直し方
| こんなとき | 直し方 |
|---|---|
| 米に芯が残っている | 湯を大さじ3ほど回しかけ、ふたをして弱火で2〜3分加熱する |
| べちゃっとしている | ふたを取り、中火で水分をとばす。混ぜずに待つ |
| 底が焦げそう | すぐに火を弱める。焦げのにおいがしたら、おこげ作りは省く |
| 味が薄い | 食べる前に塩をひとつまみ。レモンを多めにしぼると味が締まる |
炊飯器を使った、火を使わないごはんのアイデアは火を使わず、香ばしバターガーリックライス。炊飯器で時短ごちそうで紹介しています。
レモン・パセリで仕上げる
オイルの風味がしっかりしたパエリアには、さわやかな仕上げがよく合います。
- レモン:食べる直前にしぼると、オイルのコクが軽くなり、牡蠣の風味が引き立つ
- パセリ:みじん切りを散らすと、香りと色どりがプラスされる
- 黒こしょう:大人向けには、粗びきをたっぷりと
フライパンのまま食卓に出せば、取り分けるのも楽しいひとときに。秋の連休や、家族がそろう週末のごはんにもぴったりです。
牡蠣の缶詰には、アヒージョのほかに醤油煮・ラー油味・コンフィもあります。4種をまとめて試したい方は、牡蠣の缶詰4種ギフトボックスもどうぞ。
よくある質問
Q. 無洗米でも作れますか?
A. 作れます。無洗米はもともと洗わずに使う米なので、そのまま炒めてください。水分量は同じで大丈夫です。
Q. ほかの具を足してもいいですか?
A. ズッキーニやきのこなど、火の通りやすい野菜を加えるのがおすすめです。具を増やす場合は、野菜から水分が出るので、湯を少し控えめにしてください。
Q. 開けた缶詰が余ったら?
A. 缶のまま置かず、ふたつきの容器に移して冷蔵し、早めに食べきってください。保存方法・賞味期限は商品の表示に従ってください。
まとめ
- 牡蠣のアヒージョ缶のオイルで米を炒めると、風味がごはん全体に広がる
- 米は洗わずに炒め、水分は米1合に湯200mlが目安
- 湯を入れたら混ぜずに弱火で12〜15分。牡蠣は最後にのせて蒸らす
- 最後に中火でおこげを作り、レモンとパセリで仕上げる
缶詰ひとつで、いつもの食卓がちょっとしたごちそうに。ぜひフライパンで試してみてください。
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出典:分量・手順・加熱時間は家庭での調理の目安です。フライパンの大きさや火力によって変わります。保存方法・賞味期限は、各商品の表示(缶詰は缶の底)に従ってください。
※画像はイメージです