この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
仕事や家事で帰りが遅くなった日、「今からごはんを作るのは大変……」と感じることはありませんか。そんな日のために覚えておきたいのが、缶詰で作る卵とじ丼です。
結論からいうと、牡蠣の醤油煮(缶詰)の煮汁を割り下(煮汁)に使えば、味つけに迷わず10分ほどで卵とじ丼が作れます。牡蠣はすでに味がしみているので、玉ねぎを煮て、牡蠣を温めて、卵でとじるだけ。おいしく仕上げるコツは、卵の火加減にあります。
この記事では、材料と作り方、ふんわり卵に仕上げる火加減、三つ葉や七味で仕上げるアレンジまで紹介します。
- 缶詰で作る卵とじ丼が便利な理由
- 材料(1人分)
- 作り方:缶の煮汁を割り下にする
- ふんわり卵に仕上げる火加減のコツ
- 三つ葉・七味で仕上げる、アレンジいろいろ
- よくある質問
缶詰で作る卵とじ丼が便利な理由
親子丼や他人丼などの卵とじ丼は、だしとしょうゆ、みりん、砂糖を合わせた割り下で具を煮て、溶き卵でとじる料理です。家庭で作ると、割り下の配合や具の下ごしらえに少し手間がかかります。
そこで役立つのが、味つけ済みの缶詰です。牡蠣の醤油煮の缶には、牡蠣の旨みが移った煮汁が入っています。この煮汁を水やだしでのばせば、そのまま割り下の土台になります。具の下ごしらえもいらないので、包丁を使うのは玉ねぎを切るときだけです。
缶詰は常温で置いておけるので、買い物に行けなかった日でも作れるのがうれしいところ。ふだんから1缶置いておくと、忙しい日の「あと1品」や「ひとりの昼ごはん」に重宝します。
材料(1人分)
- 牡蠣の醤油煮(缶詰) 1缶
- 玉ねぎ 1/4個
- 卵 2個
- 水(またはだし) 大さじ3〜4
- しょうゆ・みりん 各少々(味をみて)
- 温かいごはん どんぶり1杯分
- 三つ葉 少々(なければ小ねぎ)
- 七味唐辛子・刻みのり 好みで
煮汁の量や味の濃さは、お好みで調整してください。最初は水を少なめにして、味をみてから足すと失敗しにくくなります。
作り方:缶の煮汁を割り下にする
- 玉ねぎは5mmほどの薄切りにする。三つ葉は3cm長さに切る。卵はボウルに割り、白身を切りすぎない程度に軽く溶く
- 小さめのフライパン(または親子鍋)に、缶の煮汁と水大さじ3〜4を入れて中火にかける
- 煮立ったら玉ねぎを入れ、しんなりするまで2〜3分煮る。味をみて、薄ければしょうゆ・みりんで調える
- 牡蠣を加えて、1分ほど温める
- 溶き卵の2/3量を回し入れ、ふたをして30秒ほど。卵のふちが固まってきたら、残りの卵を回し入れる
- 三つ葉をのせて火を止め、ふたをして10秒ほど蒸らす
- どんぶりにごはんを盛り、具を煮汁ごとすべらせるようにのせる
玉ねぎを煮る時間を入れても、全体で10分ほど。ごはんさえ炊けていれば、すぐにできあがります。
ふんわり卵に仕上げる火加減のコツ
コツ1:卵は「溶きすぎない」
白身と黄身を完全に混ぜてしまうと、仕上がりが平たんになりがちです。白身が少し残るくらいでとめると、黄色と白のまだらな、ふんわりした卵とじになります。
コツ2:卵は2回に分けて入れる
1回目の卵で具をしっかりとじ、2回目の卵は半熟で仕上げるのがポイントです。火の通った部分ととろりとした部分が両方あると、口当たりがぐっとよくなります。
コツ3:牡蠣は温める程度に
缶詰の牡蠣はすでに火が通っているので、長く煮る必要はありません。煮すぎると身が縮んでかたくなるので、玉ねぎが煮えてから加えて、温める程度にとどめましょう。
コツ4:最後は余熱で
卵がちょうどよいかたさになる前に火を止め、ふたをして余熱で仕上げます。どんぶりに移す間にも火が通るので、「少し早いかな」くらいがちょうどよい加減です。卵に火を通したい方は、ふたをしたまま少し長めに蒸らしてください。
三つ葉・七味で仕上げる、アレンジいろいろ
三つ葉のさわやかな香りは、甘じょっぱい卵とじによく合います。仕上げに七味唐辛子をふると、味が引き締まって大人の味わいに。刻みのりや白ごまを散らすのもおすすめです。
| アレンジ | 加えるもの・作り方 |
|---|---|
| ねぎたっぷり | 玉ねぎの代わりに長ねぎの斜め切りで。香ばしさを出すなら、先にねぎを少し焼いてから煮る |
| 豆腐入り | 絹ごし豆腐を角切りにして玉ねぎと一緒に煮る。ボリュームが出て、やさしい味に |
| うどん・そばに | だしを多めにして、ゆでたうどんやそばにかければ卵とじうどんに |
| ピリ辛 | 牡蠣のラー油味(缶詰)を少量加えると、中華風の卵とじに |
汁けの多い丼が好きな方は水やだしを多めに、汁けの少ない丼が好きな方は少なめにすると、好みの仕上がりになります。ほかにも牡蠣を使ったごはんものは、焼肉のタレで作る牡蠣の甘辛炒め丼や、牡蠣の炊き込みご飯レシピでも紹介しています。
常備しておくと便利な牡蠣の缶詰
【牡蠣の醤油煮(缶詰)】【牡蠣の缶詰4種ギフトボックス】醤油煮・アヒージョ・ラー油・コンフィ各1缶
よくある質問
Q. 缶の煮汁は全部使ってもいいですか?
A. はい、旨みが出ているので使うのがおすすめです。味が濃いと感じたら、水やだしで調整してください。
Q. 卵を半熟にしたくないときは?
A. 2回目の卵を入れたあと、ふたをして弱火で少し長めに加熱し、全体に火を通してください。小さなお子さんと食べるときは、しっかり火を通すのがおすすめです。
Q. 缶詰の賞味期限はどこに書いてありますか?
A. 缶の底に記載しています。開けたあとは缶のまま置かず、残った場合はふたつきの容器に移して冷蔵し、早めに食べきってください。
まとめ
- 牡蠣の醤油煮(缶詰)の煮汁を水でのばせば、卵とじ丼の割り下になる
- 玉ねぎを煮てから牡蠣を温め、卵は2回に分けて入れる
- 最後はふたをして余熱で。三つ葉と七味で仕上げる
- うどん・豆腐入り・ピリ辛など、アレンジも自由に
忙しい日でも、温かい丼があるとほっとするもの。缶詰を1つ置いておいて、10分の卵とじ丼を試してみてください。
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出典:分量・手順は家庭での調理の目安です。保存方法・賞味期限は、各商品の表示(缶詰は缶の底)に従ってください。
※画像はイメージです