この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
今日8月31日は「野菜の日」。「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせにちなんだ記念日です。夏の終わりの冷蔵庫に、なすやピーマン、かぼちゃが少しずつ残っていませんか。
そんな夏野菜を使いきるのにぴったりなのが焼きびたしです。結論からいうと、野菜と牡蠣をフライパンで焼いて、熱いうちにだしのつゆにひたし、冷やすだけ。焼いた香ばしさとだしの旨みが合わさって、冷たいままでもおいしく、暑い日の食卓にうれしい一品になります。
この記事では、牡蠣と夏野菜の焼きびたしの作り方と、野菜ごとの焼き方のコツ、食べ方のアレンジを紹介します。
- 焼きびたしとは?
- 材料(3〜4人分)
- 作り方
- 野菜ごとの焼き方のコツ
- 牡蠣をおいしく焼くコツ
- 食べ方のアレンジ
- よくある質問
焼きびたしとは?
焼きびたしは、焼いた野菜や魚介を、だし・しょうゆ・みりんなどで作ったつゆにひたした料理です。揚げてからひたす「揚げびたし」にくらべて油の量が少なく、フライパンひとつで手軽に作れます。
焼き目をつけてからつゆにひたすことで、香ばしさが加わり、野菜にだしがしみ込みます。冷蔵庫で冷やして食べられるので、夏の作りおきおかずとしても人気です。
材料(3〜4人分)
- 冷凍むき牡蠣 200g
- 片栗粉 大さじ1
- なす 2本
- ピーマン 2個(赤や黄のパプリカでも)
- かぼちゃ 1/8個
- サラダ油 大さじ3
- 【ひたしつゆ】だし 200ml、しょうゆ 大さじ2、みりん 大さじ2
- おろししょうが 小さじ1
- 大葉・みょうがなどの薬味 適量
野菜は、冷蔵庫に残っているものに合わせて変えてかまいません。オクラ、ししとう、ズッキーニなども焼きびたしに向いています。
作り方
- ひたしつゆを作る:小鍋にだし・しょうゆ・みりんを入れてひと煮立ちさせ、火を止めておろししょうがを加える。バットなど平らな容器に移しておく
- 野菜を切る:なすは縦半分に切り、皮に斜めに浅く切り込みを入れてから長さを半分に。ピーマンは縦4等分にして種を除く。かぼちゃは種とわたを除き、7mmほどの厚さに切る
- 牡蠣の下ごしらえ:冷凍むき牡蠣は商品の表示に従って解凍し、キッチンペーパーで水気をしっかりふいて、片栗粉を薄くまぶす
- 野菜を焼く:フライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、かぼちゃ→なす→ピーマンの順に焼く。焼けたものから、熱いうちにひたしつゆに入れる
- 牡蠣を焼く:残りの油を足し、牡蠣を並べて両面に焼き色をつけ、中心までしっかり加熱する。熱いうちにひたしつゆに入れる
- 冷やす:粗熱がとれたらラップをして冷蔵庫で冷やし、味をなじませる。器に盛り、大葉やみょうがのせん切りをのせる
野菜ごとの焼き方のコツ
| 野菜 | 焼き方のコツ |
|---|---|
| なす | 皮目を下にして焼き始めると、色がきれいに残る。切り込みからつゆがしみ込む |
| かぼちゃ | 厚く切ると火が通りにくいので7mmほどに。ふたをして弱めの中火で蒸し焼きにすると、中までやわらかくなる |
| ピーマン | さっと焼いて、焼き色がついたら取り出す。焼きすぎないほうが歯ごたえと色が残る |
| オクラ・ししとう | ししとうは破裂しないよう、つまようじで穴をあけてから焼く |
いちばんのポイントは、焼きたての熱いうちにつゆにひたすこと。野菜が温かいうちのほうが、つゆがよくしみ込みます。焼き上がったものから順に入れていけば、待ち時間もありません。
牡蠣をおいしく焼くコツ
水気をふいて、片栗粉を薄く
解凍した牡蠣は水分が多いので、キッチンペーパーでしっかり水気をふいてから片栗粉をまぶします。表面に薄い膜ができ、焼くと香ばしく、つゆにひたしたときもとろりとした口あたりになります。
中心までしっかり加熱
冷凍むき牡蠣は生食用ですが、加熱して料理に使う場合は、中心部が85〜90℃で90秒以上になるまで加熱してください(厚生労働省の目安)。身がふっくらとふくらみ、中まで色が変わったら加熱できたサインです。
野菜のあとに焼く
牡蠣は、野菜を焼き終えてから最後に焼くのがおすすめです。焼き時間が短くすみ、身がかたくなりにくくなります。
食べ方のアレンジ
- 冷やしそうめんにのせて:ゆでて冷水で締めたそうめんに焼きびたしをのせ、つゆを少しかける。夏の終わりのお昼ごはんに
- ごはんにのせて丼に:温かいごはんにのせ、刻みのりと白ごまを散らす
- おろしと合わせて:大根おろしをたっぷり添えると、さっぱり感が増す
- 薬味をたっぷり:大葉・みょうが・しょうがを多めにのせると、香りよく食べられる
牡蠣を使ったさっぱりした副菜は、あと一品が神になる、牡蠣のさっぱり副菜でも紹介しています。
よくある質問
Q. 作りおきできますか?
A. 冷蔵庫で保存し、早めに食べきってください。取り分けるときは清潔な箸を使うようにしましょう。
Q. 温かいまま食べてもいいですか?
A. はい。焼きたてをつゆにひたして、すぐに食べてもおいしくいただけます。冷やすと味がなじみ、温かいうちは香ばしさが楽しめます。
Q. めんつゆで作れますか?
A. 作れます。めんつゆを表示どおりの「かけつゆ」くらいの濃さに薄めて使ってください。濃いめが好みなら、少し薄め方を控えめにします。
まとめ
- 8月31日は野菜の日。残った夏野菜は焼きびたしで使いきる
- 野菜と牡蠣を焼き、熱いうちにだしのつゆにひたして冷やす
- 牡蠣は水気をふいて片栗粉をまぶし、中心部85〜90℃で90秒以上を目安に加熱する
- そうめんや丼、大根おろしと合わせてアレンジも
夏の終わりの食卓に、牡蠣と夏野菜の焼きびたしを一品加えてみてください。
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出典:厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(加熱の目安)。分量は家庭での調理の目安です。解凍の方法・保存方法・期限は、冷凍むき牡蠣の商品表示に従ってください。
※画像はイメージです