この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
今日8月29日は「焼肉の日」。「や(8)き(2)にく(9)」の語呂合わせにちなんだ記念日です。冷蔵庫に焼肉のタレが1本あるご家庭も多いのではないでしょうか。
そのタレ、お肉だけに使うのはもったいないかもしれません。結論からいうと、焼肉のタレは牡蠣ともよく合い、タレだけで甘辛い丼の味つけが決まります。冷凍むき牡蠣と玉ねぎ・ピーマンを炒めて、最後にタレをからめるだけ。調味料をいくつも量らなくていいので、平日の夕食にも向いています。
この記事では、牡蠣の甘辛炒め丼の作り方と、タレを焦がさないコツ、のせる野菜や卵のアレンジを紹介します。
- 焼肉のタレが牡蠣に合う理由
- 材料(2人分)
- 作り方と、タレを焦がさないコツ
- のせる野菜と卵で、丼をもっとおいしく
- タレの種類別の楽しみ方
- よくある質問
焼肉のタレが牡蠣に合う理由
焼肉のタレには、しょうゆの塩けに、果物や野菜の甘み、にんにくやごまの香りなどがバランスよく合わさっています。牡蠣の濃い旨みは、こうした甘辛い味や香ばしさとよくなじみます。
ふだん牡蠣料理を作るときは、しょうゆ・砂糖・みりん・酒などを合わせることが多いですが、焼肉のタレならその役割を1本でこなしてくれます。味つけで迷わないのが、いちばんの魅力です。
材料(2人分)
- 冷凍むき牡蠣 200g
- 片栗粉 大さじ1
- 玉ねぎ 1/2個
- ピーマン 2個
- ごま油 大さじ1
- 焼肉のタレ 大さじ3(お好みのもの。量はタレの味の濃さで調整)
- 温かいごはん 2人分
- 温泉卵 2個(市販のものでOK)
- 白いりごま・小ねぎ 各適量
作り方と、タレを焦がさないコツ
作り方
- 冷凍むき牡蠣は商品の表示に従って解凍し、キッチンペーパーで水気をしっかりふく。片栗粉を薄くまぶす
- 玉ねぎは1cm幅のくし形切り、ピーマンは縦半分にして種を除き、1cm幅に切る
- フライパンにごま油を中火で熱し、牡蠣を並べて両面を焼く。焼き色がついたら、いったん取り出す
- 同じフライパンで玉ねぎとピーマンを炒める。玉ねぎが透き通ってきたら牡蠣を戻し入れる
- 焼肉のタレを回し入れ、全体にからめながら、牡蠣の中心までしっかり加熱する
- 器にごはんを盛り、炒めたものをタレごとのせる。温泉卵をのせ、白ごまと小ねぎを散らす
コツ1:牡蠣は「水気をふく+片栗粉」
解凍した牡蠣は水分が多く、そのまま炒めるとタレが薄まってしまいます。水気をよくふいて片栗粉をまぶすと、表面が香ばしく焼け、タレがとろりとからみます。
コツ2:タレは最後に入れる
焼肉のタレは糖分を含むものが多く、早く入れると焦げやすくなります。具材に火が通ってから最後に加え、フライパンをゆすりながら手早くからめるのがコツです。焦げそうなときは、火を少し弱めてください。
コツ3:牡蠣は中心までしっかり加熱
冷凍むき牡蠣は生食用ですが、加熱して料理に使う場合は、中心部が85〜90℃で90秒以上になるまで加熱してください(厚生労働省の目安)。身がふっくらとふくらみ、中まで色が変わったら加熱できたサインです。大きな粒は、半分に切って確かめるとよいでしょう。
のせる野菜と卵で、丼をもっとおいしく
野菜の組み合わせ
| 野菜 | 合わせ方 |
|---|---|
| 玉ねぎ・ピーマン | 基本の組み合わせ。甘みと苦みで味にメリハリ |
| ニラ | 最後に加えてさっと炒める。香りがタレとよく合う |
| もやし | シャキッとした食感でかさ増しに。炒めすぎないのがコツ |
| キャベツ | ざく切りにして先に炒める。甘みが出て食べやすい |
| レタス | 炒めずに、ごはんの上に敷いてから具をのせる |
卵は「温泉卵」か「目玉焼き」で
甘辛いタレには、卵のまろやかさがよく合います。手軽なのは市販の温泉卵。半熟の目玉焼きをのせても、黄身がとろりとからんでおいしく食べられます。卵は表示に従って保存し、期限内のものを使ってください。
仕上げの「ちょい足し」
食べている途中で、一味唐辛子やコチュジャンを少し足すと、ピリッとした辛みが加わって味の変化を楽しめます。刻みのりや、白髪ねぎをのせるのもおすすめです。甘辛い牡蠣のごはんがお好きな方は、コチュジャンで即うま!牡蠣のキムチ風ご飯泥棒もどうぞ。
タレの種類別の楽しみ方
焼肉のタレは、商品によって味の方向がさまざまです。手元のタレに合わせて、仕上げを変えてみましょう。
- 甘口・中辛のタレ:そのままで丼の味がまとまります。温泉卵との相性もよい組み合わせです
- にんにくが効いたタレ:ごはんが進む、しっかりした味に。小ねぎを多めにのせるとさっぱりします
- 塩だれ・レモン風味のタレ:ごま油の香りを生かして、すっきりした味の丼に。黒こしょうをふるのもおすすめです
タレによって塩けや甘さの強さが違うので、最初は少なめに入れて、味を見ながら足すと失敗しません。
よくある質問
Q. 牡蠣は解凍せずに炒めてもいいですか?
A. 凍ったまま炒めると水分が多く出て、タレがからみにくくなります。商品の表示に従って解凍し、水気をふいてから使うのがおすすめです。どちらの場合も、中心部までしっかり加熱してください。
Q. お弁当に入れてもいいですか?
A. 暑い時期のお弁当は傷みやすいので、作りたてを食べるのがおすすめです。持ち歩く場合は、しっかり冷ましてから詰め、保冷剤を添えて早めに食べてください。
Q. 牛肉や豚肉と一緒に作ってもいいですか?
A. はい。薄切り肉と一緒に炒めるとボリュームが出ます。その場合は、お肉に先に火を通してから牡蠣を加え、牡蠣の中心まで加熱しましょう。
まとめ
- 8月29日は焼肉の日。焼肉のタレは牡蠣ともよく合う
- 牡蠣は水気をふいて片栗粉をまぶし、焼き色をつけてから炒める
- タレは最後に入れて手早くからめ、牡蠣は中心部85〜90℃で90秒以上を目安に加熱する
- 温泉卵や目玉焼きをのせ、好みの野菜やちょい足しで楽しむ
焼肉の日は、お肉の代わりに牡蠣で「焼肉のタレ丼」を作ってみてはいかがでしょうか。
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出典:厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(加熱の目安)。分量は家庭での調理の目安です。解凍の方法・保存方法・期限は、冷凍むき牡蠣の商品表示に従ってください。
※画像はイメージです