この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
夏休みの週末、家族や友だちと囲むたこ焼きパーティー。くるくる返す楽しさは格別ですが、「家で焼くと、どうしてもべちゃっとする」「外がカリッとならない」という声もよく聞きます。
結論からいうと、外はカリッと、中はとろりと焼くコツは「たっぷりの油」「しっかり予熱」「生地は穴からあふれるくらい」の3つです。たこは冷凍ボイルたこを使えば、ゆでる手間がなく、解凍して切るだけ。この記事では、たこの下ごしらえから生地の配合、返すタイミングまで、順を追って紹介します。
- たこの解凍と切り方
- 生地の配合(材料)
- 外はカリッと焼く手順
- 返すタイミングと油の量
- 味変アイデアと、たこ尽くしの献立
- よくある質問
たこの解凍と切り方
冷凍ボイルたこは、マダコを食塩でボイルしたもの。すでに火が通っているので、解凍して切るだけで使えます。
- 解凍する:商品の表示に従って解凍する。前日に冷蔵庫へ移しておくと、当日の準備が楽
- 水気をふく:キッチンペーパーで表面の水気をしっかりふく。水気が残ると生地がゆるくなり、カリッと焼けにくくなる
- 切る:1.5cm角くらいのひと口大に切る。足の太いところは少し小さめ、細いところは大きめにすると、火の通りと食感がそろう
大きめに切ると、たこの存在感がしっかり出ます。子どもと一緒に食べるときは、かみやすいように少し小さめに切ってあげるとよいでしょう。
冷凍ボイルたこ200gなら、たこ焼き器1枚分(約40個)に使うのは半分から4分の3ほど。残りは、きゅうりと合わせた酢の物や、薄切りにしてレモンとオリーブオイルで和えるカルパッチョにすると、パーティーの前菜がもう一品増えます。
生地の配合(材料)
材料(たこ焼き器1枚分・約40個)
- 冷凍ボイルたこ 100〜150g
- 【生地】薄力粉 100g、卵 1個、だし汁(冷ましたもの)350ml、しょうゆ 小さじ1
- 天かす 大さじ4、紅しょうが(刻んだもの)大さじ2、青ねぎ(小口切り)適量
- サラダ油 適量(多めに)
- ソース・マヨネーズ・青のり・かつお節 各適量
生地のポイント
生地は「ちょっとゆるすぎるかな」と思うくらいのとろとろがちょうどよい目安です。水分が多いほど、中がとろりと仕上がります。だし汁は冷ましてから使い、粉は混ぜすぎないこと。混ぜすぎると粘りが出て、食感が重くなります。時間があれば、生地を冷蔵庫で30分ほど休ませるとなめらかになります。
外はカリッと焼く手順
- しっかり予熱:たこ焼き器を中火〜強火でよく熱し、油をひいて穴の中までなじませる。油から少し煙が出るくらいが目安
- 生地を流す:生地を穴からあふれるくらいまでたっぷり流し入れる。プレート全体が生地でおおわれてOK
- 具を入れる:すぐにたこを1つずつ入れ、全体に天かす・紅しょうが・青ねぎを散らす
- まわりを切る:1〜2分して穴のふちが固まってきたら、竹串で穴と穴の間の生地を区切る
- 90度返す:底がこんがりしたら、はみ出した生地を中に押しこみながら、竹串で90度回す
- まんまるにする:さらに焼いて、残りの90度を返して丸く整える
- 仕上げ焼き:油を少し足し、ころころ転がしながら表面がカリッとするまで焼く
返すタイミングと油の量
| よくある失敗 | 原因 | こうすると変わる |
|---|---|---|
| 返そうとするとくずれる | 返すのが早い | ふちが固まり、竹串がすっと底に入るまで待つ |
| 外がカリッとしない | 油が少ない・温度が低い | 油は「多いかな」と思うくらい。仕上げに油を足して転がす |
| 中まで生っぽい | 火が強すぎて外だけ焼ける | 返したあとは中火に落として、じっくり転がす |
| 形がいびつ | 生地が少ない | 穴からあふれるくらい流し、はみ出た生地を中に入れる |
いちばん大切なのは、あせって返さないこと。最初の90度さえうまく返れば、あとはころころ転がすだけで、まんまるのたこ焼きになります。
味変アイデアと、たこ尽くしの献立
ソース以外の食べ方
- だしにつけて:温かいだしにひたして、明石焼き風に
- ポン酢+大根おろし:さっぱり食べたいときに
- 塩+レモン:たこの味をしっかり楽しめる
- チーズ・コーン入り:子どもに人気の具。たこと一緒に入れても
具を変えて楽しむなら、牡蠣を入れた牡蠣たこ焼きの記事もおすすめです。
たこ尽くしの献立
たこ焼きパーティーのしめに、たこ飯の素で炊いた炊き込みごはんを用意すれば、たこ尽くしの献立が完成します。炊飯器にお米と一緒に入れて炊くだけなので、たこ焼きを焼いている間にできあがります。残ったボイルたこは、きゅうりと合わせて酢の物にするのもおすすめです。
よくある質問
Q. たこ焼き器がなくても作れますか?
A. フライパンで、生地を大きく流して焼く「たこ焼き風」のお好み焼きにする方法があります。丸い形にはなりませんが、具と味は同じように楽しめます。
Q. たこは凍ったまま入れてもいいですか?
A. 凍ったままだと生地の温度が下がり、中まで焼けにくくなります。解凍して水気をふいてから使いましょう。
Q. 焼いたたこ焼きが余ったら?
A. 冷めたら冷蔵して早めに食べきりましょう。食べるときはフライパンで転がしながら温め直すと、表面のカリッと感が戻りやすくなります。
まとめ
- 冷凍ボイルたこは解凍して水気をふき、ひと口大に切るだけ
- 生地はとろとろのゆるさ。粉は混ぜすぎない
- カリッと焼くコツは、たっぷりの油・しっかり予熱・生地は穴からあふれるくらい
- ふちが固まるまで待ってから返し、仕上げに油を足して転がす
焼きながらわいわい楽しめるのが、たこ焼きのいちばんの魅力。夏休みの思い出づくりに、おうちたこ焼きパーティーを開いてみてください。
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出典:分量・焼き方は家庭での調理の目安です。解凍の方法・保存方法・期限は、冷凍ボイルたこの商品表示に従ってください。たこ飯の素のお米と水の量は、パッケージの表示に従ってください。
※画像はイメージです