この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
日曜日の午後、少しだけ時間をとって作り置きをしておくと、平日の晩ごはんがぐっと楽になります。とはいえ、「何から作ればいいか分からない」「作り置きしても食べ切れない」という声もよく聞きます。
答えを先にいうと、作り置きは①作るのは主菜1品と副菜3品まで、②加熱に時間のかかるものから順に手をつける、③冷蔵は2〜3日で食べ切る分だけ、あとは冷凍や常温の食品にまかせるの3つを決めるだけで、90分で回せるようになります。
- 週末の作り置き|90分で回す段取り
- 作り置きのメニュー例(主菜1・副菜3)
- 平日5日間の食べ方の例
- 作り置きを衛生的においしく保つコツ
- 「作らない作り置き」も取り入れる
- よくある質問
週末の作り置き|90分で回す段取り
| 時間 | やること |
|---|---|
| 0〜15分 | 野菜をまとめて洗って切る。鍋にお湯を沸かしはじめる |
| 15〜45分 | 時間のかかる煮物(かぼちゃの煮物など)を火にかける。そのあいだにゆで野菜(ほうれん草など)を下ゆで |
| 45〜70分 | 炒め物(きんぴらごぼう、鶏そぼろ)をフライパンで続けて作る。油の少ないものから順に |
| 70〜90分 | 和え物の味つけ、粗熱をとる、容器に詰める、片づけ |
ポイントは、コンロを「煮物用」と「炒め物用」に分けて、同時に動かすこと。待ち時間に切る・和えるを進めると、90分に収まります。
作り置きのメニュー例(主菜1・副菜3)
- 主菜:鶏そぼろ(ごはんにのせる、卵焼きに混ぜる、野菜と炒めるなど使い回しがきく)
- 副菜1:かぼちゃの煮物(秋の甘みを楽しむ定番)
- 副菜2:きんぴらごぼう(味がしっかりして日持ちしやすい)
- 副菜3:ほうれん草のごま和え(色どりに。和えるのは食べる日の朝でも)
秋のきのこを使った作り置きは、牡蠣ときのこの和風マリネでも紹介しています。
平日5日間の食べ方の例
| 曜日 | 晩ごはんの例 |
|---|---|
| 月 | 鶏そぼろ丼、かぼちゃの煮物、みそ汁 |
| 火 | 焼き魚、きんぴらごぼう、ほうれん草のごま和え |
| 水 | そぼろ入り卵焼き、かぼちゃの煮物、かきの佃煮でごはん |
| 木 | 冷凍むき牡蠣でさっと一品(バター醤油炒めなど)、きんぴらごぼう |
| 金 | 缶詰やオリーブオイル煮で、開けるだけの晩酌 |
週の後半は作り置きが少なくなるので、冷凍や常温で保存できる食品に切り替えるのがコツです。
作り置きを衛生的においしく保つコツ
- 容器は清潔に:洗ってよく乾かした保存容器を使う
- しっかり冷ましてから冷蔵庫へ:温かいまま入れると、庫内の温度が上がり、ほかの食品にも影響する
- 取り分けは清潔な箸やスプーンで:食べかけの箸を入れない
- 冷蔵は2〜3日を目安に食べ切る:料理や季節によって変わるので、においや見た目に違和感があれば食べない
- 食べ切れない分は早めに冷凍:作った日のうちに小分けにして冷凍すると使いやすい
冷凍のコツは、食品ロスを減らす冷凍のコツにまとめています。
「作らない作り置き」も取り入れる
作り置きを毎週がんばるのは大変です。冷凍庫や棚に、「そのまま食べられるもの」「さっと火を通すだけのもの」を用意しておくのも立派な作り置き。たとえば、こんな食品です。
- 冷凍むき牡蠣:下処理が済んでいるので、炒め物や汁ものにさっと使える。牡蠣は作り置きより、食べる日に加熱するほうがふっくら仕上がります
- 佃煮・オイル煮:ごはんのお供や前菜に、器に盛るだけ
- 缶詰:常温で置いておけて、温めればもう一品に
よくある質問
Q. 作り置きに向かない料理はありますか?
A. 水分が出やすいサラダや、揚げ物、ゆで卵をそのまま使う料理などは、時間がたつと食感や状態が変わりやすいので、食べる日に作るのがおすすめです。
Q. 牡蠣は作り置きできますか?
A. 牡蠣は加熱しすぎると身が縮んで固くなりやすいので、食べる日に加熱するのがおすすめです。冷凍むき牡蠣なら、使う分だけ取り出してさっと調理できます。加熱するときは中心部まで十分に火を通してください。
Q. 冷凍した作り置きは、いつまでに食べればいいですか?
A. 家庭の冷凍庫は開け閉めで温度が変わりやすいため、2〜3週間を目安に食べ切るのがおすすめです。
まとめ
- 作り置きは主菜1・副菜3までにしぼると、90分で回せる
- 煮物から始めて、炒め物・和え物の順に。コンロは2口を同時に使う
- 冷蔵は2〜3日で食べ切り、残りは早めに冷凍
- 週の後半は、冷凍むき牡蠣・佃煮・缶詰などの「作らない作り置き」で楽をする
日曜日の90分が、平日5日間のゆとりにつながります。無理のない範囲で、わが家の作り置きを始めてみてください。
あわせて読みたい
保存の日数は家庭での一般的な目安で、料理・季節・冷蔵庫の状態によって変わります。商品の保存方法・期限は各商品の表示に従ってください。
※画像はイメージです