この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
3連休の最終日、10月12日はスポーツの日。たくさん体を動かした日も、のんびり過ごした日も、夜は温かい鍋を囲みたくなる季節になりました。今年の鍋はじめにおすすめしたいのが、牡蠣の豆乳鍋です。
やさしい白いスープに、牡蠣の旨みがじんわり溶けて、最後のひとくちまでまろやか。ただ、豆乳鍋には「スープがもろもろに分離した」「牡蠣が縮んで小さくなった」という悩みもつきものです。
結論からいうと、おいしく作るコツは3つ。①豆乳は最後に加えて、ぐらぐら煮立てない、②牡蠣は具材のいちばん最後に入れる、③白みそとすりごまでコクを足す。この記事では、冷凍むき牡蠣で作る分量から、シメの楽しみ方まで紹介します。
- 材料(2〜3人分)
- 作り方
- 豆乳を分離させない3つのポイント
- シメは雑炊?ラーメン?
- よくある質問
材料(2〜3人分)
- 冷凍むき牡蠣 200g(1パック)
- 白菜 1/8株/長ねぎ 1本
- しいたけ 4枚/えのき 1/2袋
- 絹ごし豆腐 1/2丁
- 【だし】水 400ml、昆布 5cm角1枚(または顆粒和風だし 小さじ1)
- 【調味料】白みそ 大さじ2、しょうゆ 小さじ2、みりん 大さじ1
- 無調整豆乳 400ml
- 白すりごま 大さじ2
- 片栗粉 小さじ1(牡蠣の下ごしらえ用)
豆乳は、大豆のコクがしっかり感じられる無調整豆乳がおすすめです。調製豆乳を使う場合は、甘みがあるのでみりんを少し減らして調整してください。
作り方
1. 下ごしらえ
- 冷凍むき牡蠣は商品の表示に従って解凍し、片栗粉をまぶして軽くもみ、水で洗い流す。キッチンペーパーで水気をふく
- 白菜はざく切り、長ねぎは斜め切り、しいたけは石づきを取って飾り切りに、えのきはほぐす。豆腐は食べやすく切る
2. だしで野菜を煮る
- 土鍋に水と昆布を入れて30分ほどおき、中火にかける。煮立つ直前に昆布を取り出す
- 白みそ・しょうゆ・みりんを溶き入れ、白菜の芯、長ねぎ、きのこを入れて5分ほど煮る
- 白菜の葉と豆腐を加え、さらに2〜3分煮る
3. 豆乳を加え、牡蠣は最後に
- 火を弱めの中火にして豆乳を加え、すりごまを溶き混ぜる
- ふつふつと小さな泡が出てきたら牡蠣を加え、中心部が85〜90℃で90秒以上になるまで加熱する(厚生労働省の目安)
- 牡蠣の身がふっくらとして、ふちが縮れてきたら食べごろです
豆乳を分離させない3つのポイント
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 豆乳は最後に加える | 豆乳は長く煮立てると、たんぱく質が固まって「もろもろ」になりやすい |
| ぐらぐら煮立てない | ふつふつと静かに煮える火加減を保つと、なめらかなスープのまま |
| 酸味の強い具材は控えめに | トマトやポン酢を一度にたくさん入れると、分離の原因になることがある |
牡蠣を縮ませないために
牡蠣は加熱しすぎると身が縮んで固くなります。野菜に火が通ってから最後に入れ、必要な加熱をしたら、早めに取り分けて食べるのがコツ。食べるペースに合わせて、牡蠣を少しずつ足していく「追い牡蠣」もおすすめです。
牡蠣鍋の基本や、ほかの鍋つゆの楽しみ方は、寒い夜にぴったり!牡蠣鍋レシピや牡蠣にぴったり!鍋つゆで味わう牡蠣の絶品レシピでも紹介しています。
シメは雑炊?ラーメン?
牡蠣と野菜の旨みが溶けた豆乳スープは、シメまで楽しみたいところ。おすすめは2つです。
- 豆乳ラーメン:ゆでた中華麺を入れ、スープをからめる。ラー油や黒こしょうを少し足すと、ぐっと大人の味に
- チーズリゾット風:ごはんを入れて弱火で温め、ピザ用チーズをのせてふたをする。黒こしょうをふって
どちらも、スープを足しすぎないよう少しずつ加えて、とろりとした濃さを楽しんでください。ひとり分なら、小さな土鍋で作る一人鍋のすすめ|冷凍むき牡蠣で作る、ひとり分の秋の鍋レシピも参考にどうぞ。
よくある質問
Q. スープが分離してしまいました。食べても大丈夫ですか?
A. 豆乳のたんぱく質が熱で固まったもので、味が大きく変わるわけではありません。気になる場合は、火を弱めて泡立て器で軽く混ぜると、なめらかさが少し戻ります。次からは豆乳を最後に加え、煮立てないようにしてみてください。
Q. 冷凍むき牡蠣は凍ったまま鍋に入れてもいいですか?
A. 解凍の方法は商品の表示に従ってください。凍ったまま入れるとスープの温度が下がり、加熱にむらが出やすくなります。いずれの場合も、中心部まで十分に加熱してから召し上がってください。
Q. 白みそがないときは?
A. 合わせみそでも作れます。白みそより塩けが強いので、量は大さじ1から始め、味を見ながら加えてください。
まとめ
- 牡蠣の豆乳鍋は、だしで野菜を煮てから、豆乳・牡蠣の順に加える
- 豆乳は最後に入れ、ぐらぐら煮立てないと分離しにくい
- 牡蠣は中心部85〜90℃で90秒以上加熱し、煮すぎない
- 白みそとすりごまでコクを足し、シメはラーメンやリゾット風で
やさしい白いスープと牡蠣の旨みは、鍋の季節のはじまりにぴったりです。連休の締めくくりに、家族で囲んでみてはいかがでしょうか。
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出典:厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(加熱の目安)。分量・加熱時間は家庭での調理の目安で、コンロや鍋によって変わります。冷凍むき牡蠣の解凍方法・保存方法・期限は商品表示に従ってください。
※画像はイメージです