この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
「牡蠣って、1個、2個と数える?それとも1粒、2粒?」。食卓で、あるいは通販で注文するときに、ふと迷ったことはありませんか。
結論からいうと、牡蠣の数え方に「これだけが正解」というものはなく、殻付きなら「個」、むき身なら「粒」や「個」と数えるのが一般的です。殻だけを数えるときは「枚」を使うこともあります。状態によって言い方が変わるのが、牡蠣の数え方のおもしろいところです。
この記事では、牡蠣の一般的な数え方、殻付きとむき身で変わる言い方、そして通販でよく見る「個数」と「g(グラム)」の表記の読み方を紹介します。
- 牡蠣の一般的な数え方は「個」
- 殻付きとむき身で変わる言い方
- ほかの魚介の数え方と比べてみる
- 通販の表記(個数・g)の読み方
- 数え方を知ると、もっと楽しい牡蠣の話
- よくある質問
牡蠣の一般的な数え方は「個」
貝類は、ふだんの会話では「1個、2個」と数えるのが一般的です。牡蠣も同じで、殻付きの牡蠣を数えるときは「個」を使えば、まず間違いありません。
ただし、日本語のものの数え方(助数詞)は、ものの形や状態、使う場面によって変わることがよくあります。牡蠣も、殻があるかないか、料理になっているかどうかで、しっくりくる言い方が変わります。
殻付きとむき身で変わる言い方
| 牡蠣の状態 | よく使われる数え方 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 殻付き | 個 | 「殻付き牡蠣を10個焼く」 |
| 殻だけ | 枚 | 「牡蠣殻が1枚」 |
| むき身 | 粒・個 | 「むき身を3粒ずつ盛る」 |
| 料理 | 個・つ・皿 | 「カキフライを5個」「酢牡蠣をひと皿」 |
殻付きは「個」
殻に入ったままの牡蠣は、ひとつのかたまりとして「個」で数えるのが自然です。焼き牡蠣や蒸し牡蠣を「何個食べた?」と話すのも、この数え方です。
殻は「枚」で数えることも
牡蠣は、2枚の殻を持つ二枚貝のなかまです。平たい殻だけを数えるときは、紙やお皿と同じように「枚」を使うことがあります。牡蠣殻を器にして料理を盛るときなど、「殻を2枚用意する」という言い方をします。
むき身は「粒」もしっくりくる
殻から取り出したむき身は、小さくまとまった形から「粒」と数えることがよくあります。「大粒の牡蠣」という言い方を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。もちろん「個」と数えても間違いではありません。
ほかの魚介の数え方と比べてみる
魚介類には、ちょっと変わった数え方がたくさんあります。牡蠣と一緒に覚えておくと、食卓の話題になります。
- たこ・いか:生きているときは「匹」、食材としては「杯」と数えることがあります
- 魚:生きているときは「匹」、食材としては「尾」「本」と数えることも
- 切り身:「切れ」
- のり:「枚」、まとめて「帖」
同じ生きものでも、泳いでいるときと台所にあるときで数え方が変わるのは、日本語ならではの細やかさですね。
通販の表記(個数・g)の読み方
通販で牡蠣を選ぶとき、商品によって「◯個入り」と書かれているものと、「◯g」「◯kg」と書かれているものがあります。それぞれの意味を知っておくと、何人分になるかイメージしやすくなります。
「g」「kg」は重さで量っている
牡蠣は自然の中で育つため、1粒ずつ大きさが違います。そのため、むき身などは粒の数ではなく、重さで量って表示することがよくあります。たとえば光栄水産の冷凍むき牡蠣は「200g」の表示です。同じ200gでも、粒が大きければ数は少なく、小さければ数は多くなります。
「個」は数で数えている
殻付きの牡蠣は、1個ずつの数で表示されることも、重さで表示されることもあります。重さで表示されている場合は、殻の重さも含まれていることが多いため、むき身の量とは違う点に注意しましょう。
セット商品は「中身の種類」を確認
いくつかの商品が入ったセットは、何が入っているかを確認するのがポイントです。たとえば光栄水産の牡蠣のパーティーセットは、冷凍むき身牡蠣200g・冷凍殻付き牡蠣・牡蠣の佃煮・牡蠣のオリーブオイル煮の4種が入っています。内容量の詳しい表記は、それぞれの商品ページでご確認ください。
| 表記 | 読み方のポイント |
|---|---|
| ◯g・◯kg | 重さの表示。粒の大きさで数は変わる |
| ◯個入り | 数の表示。大きさにばらつきがあることも |
| ◯種セット | 入っている商品の種類と、それぞれの内容量を確認 |
数え方を知ると、もっと楽しい牡蠣の話
海外のオイスターバーでは、牡蠣を「1ダース(12個)」「ハーフダース(6個)」の単位で注文することがあるといわれます。国が変われば、数え方や注文のしかたも変わるのですね。
日本の家庭なら、「今日は1人何個にする?」「大粒だから1人3粒で十分かも」と、家族で相談しながら用意するのも楽しい時間です。数え方ひとつで、食卓の会話が少しにぎやかになります。
なお、生の牡蠣のシーズンは、生鮮のむき牡蠣が11月中旬ごろから、殻付きの「坂越の生かき」が12月中旬ごろからが目安です。それまでは、冷凍のむき牡蠣やセット商品で牡蠣を楽しめます。
よくある質問
Q. 牡蠣を「1匹」と数えてもいいですか?
A. 牡蠣も生きものなので、生きている状態について話すときに「匹」を使う方もいます。ただ、食材として話すときは「個」や「粒」のほうが自然に聞こえることが多いでしょう。
Q. むき身の牡蠣は何粒で何gくらいですか?
A. 牡蠣は1粒ずつ大きさが違うため、一概にはいえません。料理に使う量は、粒の数よりも重さを目安にすると分量を決めやすくなります。
Q. 1人前は何個くらいが目安ですか?
A. 料理や食べる方によって変わります。初めて用意するときは少なめにして、ほかのおかずと組み合わせるのがおすすめです。
まとめ
- 牡蠣の数え方は「個」が一般的。殻だけなら「枚」、むき身なら「粒」もよく使われる
- たこ・いかは食材として「杯」と数えるなど、魚介の数え方はさまざま
- 通販の「g」表示は重さ。牡蠣は大きさがばらばらなので、数より重さで量ることが多い
- セット商品は、入っている種類と内容量を確認する
次に牡蠣を食べるときは、「今日は何粒?」と数え方にも注目してみてください。
あわせて読みたい
出典:数え方は一般的な使い方の例です(辞書や地域によって違いがあります)。内容量は各商品ページの表示に従ってください。
※画像はイメージです