処暑とは?暑さがやわらぐころの食卓と、冬の牡蠣シーズンまでの流れ

この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)

朝晩の風に、ほんの少し秋の気配を感じるようになってきました。2026年は8月23日が、二十四節気の「処暑(しょしょ)」です。

結論からいうと、処暑は「暑さがおさまり始めるころ」を表す季節の言葉です。昼間はまだ暑くても、季節は確かに秋へ向かっています。牡蠣の産地にとっても、このころは冬のシーズンを待つ大切な時期。この記事では、処暑の意味と過ごし方、この時期においしい食べもの、そして冬の牡蠣シーズンまでの流れを紹介します。

  • 処暑とは?意味と2026年の日付
  • 処暑の七十二候
  • 処暑のころの食卓
  • 冬の牡蠣シーズンまでの流れ
  • それまでは冷凍品・加工品で
  • よくある質問

処暑とは?意味と2026年の日付

処暑は、一年を24に分けて季節を表す「二十四節気」のひとつで、立秋の次にくる節気です。「処」には「とどまる・おさまる」という意味があり、処暑は暑さがおさまっていくころを表しています。

2026年の処暑は8月23日。次の節気「白露(はくろ)」が始まる9月上旬までの期間を、処暑と呼ぶこともあります。カレンダーの上では秋ですが、実際には残暑が続く年も多く、体感と暦のずれを感じる時期でもあります。

この時期は台風が近づきやすい季節の入り口でもあります。立春から数えて210日目にあたる「二百十日」(9月1日ごろ)は、昔から天候が荒れやすい日として農家や漁師に意識されてきました。海で牡蠣を育てる私たちにとっても、空と海のようすから目が離せない季節です。台風の時期の海については、台風シーズンと牡蠣養殖の記事で紹介しています。

処暑の七十二候

二十四節気をさらに3つずつに分けたものを「七十二候(しちじゅうにこう)」といいます。処暑の七十二候は次のとおりです。

時期七十二候意味
初候綿柎開(わたのはなしべひらく)綿を包むがくが開き始めるころ
次候天地始粛(てんちはじめてさむし)ようやく暑さがしずまり始めるころ
末候禾乃登(こくものすなわちみのる)稲などの穀物が実り始めるころ

「天地始粛」の「粛」は、ちぢむ・しずまるという意味。夏の勢いがすっと引いていくようすを表しています。短い言葉の中に、夏から秋へと少しずつ移りかわる自然のようすが込められています。

処暑のころの食卓

処暑には、決まった行事食はありません。そのぶん、季節の変わり目に出回る食材を気軽に楽しめる時期です。

  • 果物:梨、ぶどう、いちじくなど、秋の果物が店頭に並び始める
  • 野菜:なす、かぼちゃ、さつまいもの早いものなど、夏と秋の野菜が混ざり合う
  • 料理:昼は冷たいもの、夜は温かい汁物など、気温に合わせて使い分ける

まだ暑い日の晩ごはんには、冷たい副菜に、温かいみそ汁やスープを一品添えるのがおすすめ。冷凍むき牡蠣を使えば、牡蠣となすのみそ汁や、牡蠣と夏野菜のスープも手軽に作れます。加熱して使う場合は、中心部が85〜90℃で90秒以上になるまで火を通してください(厚生労働省の目安)。

季節の変わり目の一品に

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冬の牡蠣シーズンまでの流れ

牡蠣は冬の味覚として親しまれています。坂越湾で育てた生の牡蠣が出回る時期は、例年おおよそ次のとおりです。

時期(例年の目安)楽しめる牡蠣
8月下旬〜11月上旬冷凍むき牡蠣や缶詰・加工品で楽しむ時期
11月中旬ごろ〜4月下旬ごろ生鮮のむき牡蠣
12月中旬ごろ〜5月中旬ごろ殻付きの「坂越の生かき」

生の牡蠣の出荷時期は、その年の海の状況によって前後することがあります。販売の開始は、通販サイトのお知らせや商品ページでご案内します。シーズンの始まりの楽しみ方は、坂越の牡蠣、走りの季節の記事もあわせてどうぞ。

それまでは冷凍品・加工品で

生の牡蠣を待つあいだも、牡蠣を楽しむ方法はあります。冷凍のむき牡蠣は、使う分だけ取り出して、炒め物やスープ、炊き込みごはんに。開けてすぐ食べられる缶詰や佃煮は、暑さが残る日の「あと一品」に重宝します。

処暑から秋分にかけては、きのこや新米など秋の食材が少しずつそろっていく時期。冷凍むき牡蠣ときのこのバター醤油炒め、牡蠣と新米の炊き込みごはんなど、秋の食材と合わせるレシピもこれから楽しめます。冷凍牡蠣のある暮らしについては、冷凍牡蠣がある暮らしの記事でも紹介しています。

冬のシーズンを待つあいだに

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よくある質問

Q. 処暑の日は毎年同じですか?

A. 二十四節気は太陽の動きをもとに決まるため、年によって1日ほど前後します。毎年8月23日ごろです。

Q. 冬の生牡蠣の予約はできますか?

A. 販売の開始や受付の方法は、その年の状況に合わせて通販サイトのお知らせ・商品ページでご案内します。

Q. 冷凍むき牡蠣は生で食べられますか?

A. 冷凍むき牡蠣は生食用です。解凍の方法や保存方法、期限は商品の表示に従ってください。加熱して使う場合は、中心部までしっかり火を通しましょう。

まとめ

  • 処暑は「暑さがおさまり始めるころ」を表す二十四節気。2026年は8月23日
  • 七十二候には、綿の花や穀物の実りなど、夏から秋への移りかわりが表れている
  • 坂越の生の牡蠣は、例年むき身が11月中旬ごろ、殻付きが12月中旬ごろから
  • それまでは冷凍むき牡蠣や加工品で、秋の食材と合わせて楽しめる

暑さの中にも、少しずつ秋の足音が聞こえてくる処暑のころ。冬の牡蠣シーズンを楽しみに待ちながら、季節の変わり目の食卓を楽しんでください。

出典:国立天文台「暦要項」(二十四節気の日付)、七十二候は略本暦による一般的な表記、厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」(加熱の目安)、光栄水産の会社案内(出荷時期)。保存方法・期限は各商品の表示に従ってください。
※画像はイメージです