この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
お盆に家族や親せきが集まると、「何人分のごはんを、どう用意しよう」と悩みますよね。おかずは持ち寄りやお惣菜でなんとかなっても、主食のごはんは意外と手がかかるものです。
結論からいうと、かき飯の素を使った炊き込みご飯なら、お米と一緒に炊飯器で炊くだけ。大人数のときも、炊飯器の容量に合わせて回数を分ければ、味つけで失敗することがありません。おいしく仕上げるコツは「分量をパッケージの表示どおりにすること」と「炊き上がり後の混ぜ方」です。
この記事では、人数に合わせた炊き方の考え方、ふっくら仕上げる混ぜ方とむらし、残ったときのおにぎり・お茶漬けへの展開まで紹介します。
- お盆のごはんに炊き込みご飯が向いている理由
- 人数と炊飯器の大きさの考え方
- かき飯の素で炊く基本の手順
- 炊き上がり後の混ぜ方・むらしのコツ
- おにぎり・お茶漬けへの展開
- よくある質問
お盆のごはんに炊き込みご飯が向いている理由
人が集まる日の主食に炊き込みご飯をおすすめする理由は、大きく3つあります。
- それだけで「ごちそう」に見える:白いごはんに比べて、食卓に出したときの華やかさが違います。おひつや大皿に盛れば、おもてなしの一品になります
- おかずが少なくても満足感がある:味がついているので、おかずが足りないときも、ごはんだけで箸が進みます
- 台所に立つ時間が短い:炊飯器に任せている間に、ほかの準備や家族との時間がとれます
とくにお盆は、帰省の到着時間がばらばらになりがちです。炊き込みご飯なら、先に着いた人とあとから着いた人で時間がずれても、温め直しやおにぎりで対応しやすいのもうれしいところです。
人数と炊飯器の大きさの考え方
大人数分を用意するときに大切なのは、1回に炊く量を炊飯器の容量に合わせることです。
1. まずパッケージの表示で「1袋あたりのお米の量」を確認
かき飯の素は、1袋に合わせるお米の量と水加減がパッケージに書かれています。分量は必ずその表示に従ってください。表示より多くのお米で炊くと味が薄くなり、少ないと濃くなります。
2. 炊飯器の「炊き込みご飯の上限」を確認
炊飯器によっては、炊き込みご飯を炊くときの上限が、白米よりも少なく決められていることがあります。具や調味液が入ると、ふきこぼれたり、炊きむらが出たりしやすいためです。お使いの炊飯器の説明書で、炊き込みご飯の上限を確認しておきましょう。
3. 足りないときは「回数を分ける」
1回で炊ききれない量が必要なときは、無理に詰め込まず、1回目を炊いている間に2回目のお米を研いで浸水させておくのがおすすめです。1回目が炊き上がったら、おひつや大きめの保存容器に移して、すぐに2回目を始めます。
| 場面 | 段取りの例 |
|---|---|
| 家族だけの夕食 | 表示どおりの分量で1回炊く |
| 親せきが集まる昼食 | 到着の1時間ほど前に1回目を炊き上げ、食卓に出す間に2回目を炊く |
| 到着がばらばらの日 | 1回目はそのまま食卓へ、2回目はおにぎりにして置いておく |
かき飯の素で炊く基本の手順
- お米をパッケージの表示どおりの量だけ量り、やさしく研いでざるにあげる
- 炊飯器の内釜にお米を入れ、表示に従ってかき飯の素と水を加える
- 全体を軽く混ぜて、表面を平らにならす(底までかき混ぜすぎない)
- 炊き込みご飯のコースがあれば選び、炊飯する
水加減は、かき飯の素の調味液の分も含めて考えるのがポイントです。いつもの目盛りまで水を入れてから素を加えると、やわらかくなりすぎることがあります。必ずパッケージの手順を先に読んでから始めてください。
炊き上がり後の混ぜ方・むらしのコツ
炊き込みご飯の仕上がりは、炊き上がってからの数分で決まります。
むらしは炊飯器にお任せ、ふたはすぐ開けない
多くの炊飯器は、むらしの時間まで含めて炊き上がりを知らせてくれます。むらしの工程がない炊飯器の場合は、炊き上がり後にふたを開けず、少し置いてから開けるとお米の芯までふっくらします。
しゃもじで「切るように」混ぜる
ふたを開けたら、しゃもじを縦に入れて十字に切り、底から大きく返すように混ぜます。上に集まりがちな具と、下にたまりがちな味をなじませるイメージです。ぐるぐるかき混ぜると、ごはんがつぶれて粘りが出てしまうので注意しましょう。
おこげは「ごちそう」として出す
底にうっすらできたおこげは、炊き込みご飯ならではの楽しみです。混ぜるときに少しずつ全体に散らすと、香ばしさがほどよく行きわたります。
盛り付けで、おもてなしらしく
大皿やおひつに盛り、刻んだ三つ葉や小ねぎ、白ごまを散らすと彩りがよくなります。お茶碗によそうときは、具が見えるように上にのせるのがコツです。
おにぎり・お茶漬けへの展開
多めに炊いておくと、次の食事が楽になります。
おにぎり
炊き込みご飯は味がついているので、塩をつけずにそのまま握れます。少し冷めてから、ラップを使って小さめに握ると食べやすく、子どもからお年寄りまで手に取りやすい大きさになります。焼きのりを巻くと、香りが加わってまた違った味わいに。
お茶漬け
翌朝や、夜遅くに着いた家族には、お茶漬けがおすすめです。茶碗に炊き込みご飯を盛り、熱いだし(またはほうじ茶)を注いで、刻みのりとわさびを少し添えるだけ。だしに炊き込みご飯の旨みが溶け出して、さらっと食べられます。
焼きおにぎり
冷めたおにぎりは、フライパンやトースターで表面をこんがり焼くと、香ばしい焼きおにぎりになります。しょうゆを少し塗って焼くのもおすすめです。
炊いたごはんを置いておくときは、暑い時期なので常温に長く置かず、粗熱をとってから冷蔵または冷凍で保存し、早めに食べきりましょう。
たこ飯と炊き分けて「食べ比べ」も
人数が多くて2回炊くなら、1回目はかき飯、2回目はたこ飯にするのも楽しい方法です。同じ炊き込みご飯でも、牡蠣とたこでは香りも食感も違います。小さめのおにぎりにして並べれば、自然と「どっちが好き?」と会話が生まれます。
よくある質問
Q. 2袋分を一度に炊いてもいいですか?
A. お使いの炊飯器で、炊き込みご飯の上限を超えない範囲であれば炊けます。上限を超えそうなときは、無理をせず回数を分けて炊いてください。お米と水の量は、袋の数に合わせてパッケージの表示どおりにします。
Q. 保温のまま置いておいてもいいですか?
A. 長く保温すると、色が変わったり香りが落ちたりしやすくなります。すぐに食べない分は、おにぎりにしたり、保存容器に移して冷蔵・冷凍したりするのがおすすめです。
Q. 土鍋でも炊けますか?
A. 土鍋で炊く場合も、お米と水の量はパッケージの表示を目安にしてください。火加減によって焦げやすいので、様子を見ながら炊きましょう。
まとめ
- かき飯の素なら、お米と一緒に炊くだけで、お盆の主食がごちそうになる
- 分量はパッケージの表示どおりに。炊飯器の「炊き込みご飯の上限」を守り、足りなければ回数を分ける
- 炊き上がったら、しゃもじで切るように底から混ぜる
- 残ったらおにぎり・お茶漬け・焼きおにぎりに
久しぶりに集まる家族との食卓に、炊きたての炊き込みご飯を用意してみてください。
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出典:分量・手順は家庭での調理の目安です。お米と水の量、保存方法・期限は、かき飯の素・たこ飯の素の商品表示に従ってください。
※画像はイメージです