この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
今日8月11日は「山の日」。夏休みに山へ出かける方もいれば、家でゆっくり過ごす方もいるでしょう。
山の日と海の牡蠣。一見関係がなさそうですが、じつは山の恵みは川を通って海へ届き、海の生き物を育てていると言われています。牡蠣を育てる私たちにとって、山の日は「山に感謝する日」でもあります。
この記事では、山の日の由来と、山・川・海のつながり、そして兵庫県赤穂市の坂越(さこし)湾で、山と島の恵みを受けて育つ牡蠣の話を紹介します。
- 山の日とは?由来と意味
- 山と海はどうつながっているの?
- 坂越湾を育てる千種川と生島
- 産地を知って食べる楽しみ
- 山の日の食卓に
- よくある質問
山の日とは?由来と意味
山の日は、2016年(平成28年)から始まった国民の祝日です。祝日法では「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日とされています。
日本は国土の多くを山地や森林が占める国。水や木材、山の幸だけでなく、川を通じて田畑や海にまで恵みを届けてくれる山に、あらためて目を向ける日といえます。夏休みやお盆休みの時期と重なるため、家族で自然にふれるきっかけにしている方も多いのではないでしょうか。
山と海はどうつながっているの?
山に降った雨は、森の土にしみこみ、やがて川となって海へ流れ出ます。このとき、森の落ち葉などが分解されてできた栄養分も一緒に運ばれると言われています。
海に届いた栄養分は、植物プランクトンを育てます。そして牡蠣は、海水を吸い込んで、その中の植物プランクトンなどをこし取って食べて育ちます。つまり、
山(森) → 川 → 海 → プランクトン → 牡蠣
という流れで、山の恵みが牡蠣にまでつながっているのです。牡蠣の産地の多くが、川が流れ込む湾や入り江にあるのも、こうしたつながりがあるからだと言われています。
坂越湾を育てる千種川と生島
光栄水産が牡蠣を育てる坂越湾は、兵庫県赤穂市にある瀬戸内海の湾です。周りを山と島に囲まれていて、波がおだやかなのが特徴です。
清流・千種川
坂越湾には、宝珠山・茶臼山のふもとを流れる清流、千種川(ちくさがわ)から養分が流れ込みます。山の森を通ってきた水が、湾の牡蠣を育てる海へと届いています。
国の天然記念物・生島の樹林
湾に浮かぶ生島(いきしま)は、大避神社の神域として、また魚つき保安林として、昔から人の立ち入りが禁じられてきた島です。島をおおう樹林は、国の天然記念物に指定されています。
「魚つき保安林」とは、森が海の生き物のすみかを守るはたらきに注目して指定される森林のこと。昔の人も、森と海のつながりを大切にしてきたことがうかがえます。生島は潮の流れを調整する役割も果たしていて、坂越湾は、千種川と生島の両方から養分が流れ込む、天然の良港です。
産地を知って食べる楽しみ
どんな山があり、どんな川が流れ込み、どんな海で育ったのか。産地の景色を思い浮かべながら食べると、いつもの牡蠣料理も少し違って感じられるかもしれません。夏休みに山や川へ出かけたら、その水がどこの海へ流れていくのか、地図で確かめてみるのも楽しいものです。
坂越の牡蠣は、季節によって楽しみ方が変わります。冬は生鮮のむき牡蠣(11月中旬〜4月下旬)や殻付きの「坂越の生かき」(12月中旬〜5月中旬)。夏は、春にまとめて作った冷凍のむき牡蠣や、牡蠣の加工品で楽しめます。
牡蠣(養殖・生)には、可食部100gあたり亜鉛14.0mg、鉄2.1mg、ビタミンB12 23.0μgが含まれています(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)。
山の日の食卓に
冷凍むき牡蠣で、山の幸と海の幸を一皿に
山の日にちなんで、山の幸と海の幸を合わせた料理はいかがでしょう。冷凍むき牡蠣200g(生食用)を使えば、使う分だけ解凍して手軽に作れます。
- 牡蠣ときのこのバターしょうゆ炒め:しめじやまいたけと一緒に炒めて
- 牡蠣とたけのこの炊き込みごはん:水煮のたけのこで手軽に
- 牡蠣とオクラのおひたし:酒蒸しにした牡蠣を、ゆでたオクラと合わせて
加熱して食べるときは、中心部が85〜90℃で90秒以上を目安に、しっかり火を通してください(厚生労働省)。
山へのおでかけや帰省のおみやげに缶詰を
常温で持ち運べる牡蠣の缶詰は、山へのおでかけや、お盆の帰省のおみやげにも便利です。牡蠣の缶詰4種ギフトボックスは、醤油煮・アヒージョ・ラー油・コンフィの4種を1缶ずつ詰め合わせたギフトです。
山の日の食卓に・おみやげに
【冷凍むき牡蠣200g(生食用)】【牡蠣の缶詰4種ギフトボックス】醤油煮・アヒージョ・ラー油・コンフィ各1缶
よくある質問
Q. 山の日はいつからある祝日ですか?
A. 2016年(平成28年)から始まった国民の祝日です。
Q. 坂越湾はどこにありますか?
A. 兵庫県赤穂市の坂越にある、瀬戸内海の湾です。周りを山と島に囲まれ、波がおだやかな海です。
Q. 生の牡蠣はいつ買えますか?
A. 生鮮のむき牡蠣は11月中旬ごろから、殻付きの「坂越の生かき」は12月中旬ごろからが目安です。海の状況によって変わることがあります。
まとめ
- 山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」国民の祝日(2016年から)
- 山の栄養分は川を通じて海へ届き、プランクトンを育て、牡蠣につながると言われている
- 坂越湾には千種川と生島の両方から養分が流れ込む
- 産地の景色を思い浮かべながら、山の幸と海の幸を一緒に味わってみて
出典:内閣府「国民の祝日について」、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」、厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」、光栄水産の会社案内
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