この記事を書いた人:光栄水産(兵庫県赤穂市・坂越湾で牡蠣を育て、加工まで行う生産者)
今日8月7日は、二十四節気の「立秋(りっしゅう)」。まだまだ暑い日が続きますが、暦の上ではこの日から秋が始まります。
「秋の始まり」と聞くと、旬の食材が気になる方も多いのではないでしょうか。牡蠣といえば冬のイメージが強いかもしれませんが、牡蠣を育てる海では一年を通して仕事が続き、季節ごとに違う楽しみ方があります。
この記事では、立秋の意味と立秋のころに旬を迎える食材、そして兵庫県赤穂市・坂越(さこし)湾の真牡蠣の一年を、生産者の目線で紹介します。
- 立秋とは?2026年は8月7日
- 立秋のころに味わいたい旬の食材
- 坂越の真牡蠣の一年
- 夏に牡蠣を楽しむなら冷凍のむき牡蠣
- 牡蠣に含まれる主な成分
- よくある質問
立秋とは?2026年は8月7日
立秋は、1年を24に分けて季節を表す「二十四節気」のひとつです。夏至と秋分のちょうど間にあたり、暦の上ではこの日から秋とされています。2026年の立秋は8月7日です(国立天文台の暦要項による)。
二十四節気は太陽の動きをもとに決められているため、実際の気温とはずれがあります。立秋のころは一年でも特に暑さが厳しい時期ですが、朝夕の風や虫の声に、少しずつ秋の気配を感じ始めるころでもあります。
暮らしの中で立秋を意識する場面といえば、季節のあいさつ。立秋を過ぎると「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」を出すのが一般的です。
立秋のころに味わいたい旬の食材
立秋のころは、夏野菜がまだたっぷり出回り、少しずつ秋の味覚も顔を出す時期です。
| 食材 | 楽しみ方 |
|---|---|
| 枝豆 | 塩ゆでに。炊き込みごはんに混ぜても彩りがよい |
| とうもろこし | 焼いても、ごはんに炊き込んでも甘みが楽しめる |
| なす | 焼きなす、揚げびたしなど、だしとの相性がよい |
| オクラ | さっとゆでて、ポン酢や和え物に |
| すだち・かぼす | 焼き魚や鍋に。さわやかな香りが加わる |
こうした夏から秋の食材は、牡蠣とも相性がよいものばかり。後半で、牡蠣と合わせた食べ方も紹介します。
坂越の真牡蠣の一年
光栄水産は、兵庫県赤穂市の坂越湾で牡蠣を育て、加工まで自社で行っています。坂越の真牡蠣が食卓に届くまでの一年を、季節ごとに見てみましょう。
| 時期 | 坂越の牡蠣 |
|---|---|
| 11月中旬〜4月下旬 | 生鮮のむき牡蠣の季節 |
| 12月中旬〜5月中旬 | 冬の真牡蠣「坂越の生かき」(殻付き)の季節 |
| 2月〜5月 | 冷凍のむき牡蠣などをまとめて製造 |
| 夏 | 夏の真牡蠣。年によって出荷状況が変わります |
| 通年 | 冷凍品・加工品をお届け |
冬:生の牡蠣がいちばん楽しめる季節
坂越の牡蠣が生のまま食卓に届くのは、秋の終わりから春にかけて。11月中旬からは生鮮のむき牡蠣、12月中旬からは殻付きの「坂越の生かき」が始まります。寒くなるにつれて、鍋やフライなど牡蠣料理の出番も増えていきます。
春:冷凍品をまとめて作る季節
2月から5月にかけては、冷凍のむき牡蠣などを製造する時期です。むいた牡蠣をプロトン凍結という方法で冷凍し、一年を通してお届けできるようにしています。
夏:夏の真牡蠣と、冷凍・加工品の季節
夏の真牡蠣は、年によって出荷状況が変わります。夏に牡蠣を楽しみたいときに頼りになるのが、春に作った冷凍のむき牡蠣や、牡蠣の加工品です。
夏に牡蠣を楽しむなら冷凍のむき牡蠣
冷凍むき牡蠣200g(生食用)は、使う分だけ取り出して解凍できるので、暑い時期でも手軽に牡蠣料理が作れます。立秋のころの食材と合わせるなら、こんな食べ方がおすすめです。
- 牡蠣と枝豆の炊き込みごはん:炊き上がりに枝豆を混ぜて、彩りよく
- 牡蠣となすの焼きびたし:焼いた牡蠣となすを、だしとしょうゆのつゆにひたして冷やす
- 牡蠣とオクラのポン酢和え:酒蒸しにして冷ました牡蠣と、ゆでたオクラをポン酢で和える
- 焼き牡蠣にすだちを添えて:秋の香りを少し先取り
加熱して食べるときは、中心部が85〜90℃で90秒以上を目安に、しっかり火を通してください(厚生労働省)。
牡蠣に含まれる主な成分
献立を考えるときの参考に、牡蠣(養殖・生)の主な成分の量を紹介します。牡蠣には、亜鉛・鉄・ビタミンB12などが含まれています。
| 成分 | かき(養殖・生)可食部100gあたり |
|---|---|
| エネルギー | 58kcal |
| たんぱく質 | 6.9g |
| 脂質 | 2.2g |
| 炭水化物 | 4.9g |
| 亜鉛 | 14.0mg |
| 鉄 | 2.1mg |
| ビタミンB12 | 23.0μg |
| 食塩相当量 | 1.2g |
出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」かき 養殖 生
よくある質問
Q. 立秋なのに、どうしてこんなに暑いのですか?
A. 二十四節気は太陽の動きをもとに決められているため、実際の気温とはずれがあります。立秋は「暑さがいちばん厳しいころに、秋の兆しが始まる日」と考えると分かりやすいかもしれません。
Q. 坂越の生の牡蠣はいつから買えますか?
A. 生鮮のむき牡蠣は11月中旬ごろから、殻付きの「坂越の生かき」は12月中旬ごろからが目安です。海の状況によって変わることがあります。
Q. 冷凍のむき牡蠣は生で食べられますか?
A. 冷凍むき牡蠣200gは生食用です。生で食べる場合も加熱する場合も、解凍の方法や期限は商品の表示に従い、解凍したらすぐに食べてください。
まとめ
- 2026年の立秋は8月7日。暦の上ではこの日から秋で、あいさつは「残暑見舞い」に
- 坂越の牡蠣は、冬に生、春に冷凍品づくり、夏は冷凍・加工品でお届け
- 立秋のころは、冷凍のむき牡蠣を夏から秋の食材と合わせて楽しめる
暦の上の秋を迎えたら、冬の生牡蠣の季節まであと少し。それまでは、冷凍の牡蠣で季節の食卓を楽しんでみてください。
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出典:国立天文台「暦要項(令和8年)」、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」、厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
※画像はイメージです