あのぷりぷり、実は超・原始的。
〜牡蠣って、2億年前からほぼ変わってません〜
牡蠣を食べたときの、あの“ぷりっ”とした弾力。
噛むとじゅわっと広がる海のうまみ。
実はあれ、2億年以上前から変わってない形なんです。
…え?今なんて言った?
「2億年変わってない」?
はい、本当です。
恐竜と一緒に生きてました
私たちが「今日は牡蠣フライ♪」と喜んでいるその牡蠣。
そのご先祖さまは、なんと恐竜と同じ時代に海にいました。
ティラノサウルスが地上を歩き、プテラノドンが空を飛び、地球がまだゴゴゴ…と活動していた頃です。
そんな激動の時代を、ただただ殻の中でじっと生き抜いてきた牡蠣。
「変わらずに生きる」って、実はものすごくすごいことなんです。
なぜ進化しなかったの?
生き物って、環境に合わせて姿を変えて進化してきたはず。
でも牡蠣は「今のままで問題ないっす」とでも言わんばかりに、ほぼ変わらずに今まで来ました。
なぜって?
・外敵から身を守る“がっちり殻”あり
・流れてくる栄養をただ受け取る省エネ体質
・多少の波や環境変化にもへこたれないメンタル(?)
つまり、完成度が高すぎて、進化する必要がなかったんです。
あのぷりぷりに詰まっているもの
牡蠣のぷりぷりって、グリコーゲンやタウリン、亜鉛など、
体にうれしい成分がぎゅっと詰まってるからなんです。
「海のミルク」って呼ばれるのも納得。
そして今は、プロトン凍結とか最新の冷凍技術で、
その“ぷりぷり&栄養”がしっかり守られたまま、私たちの食卓に届くんです。
なんてありがたい時代!
実はロマンも美味しさも詰まってる
牡蠣って、ただのごちそうじゃありません。
地球の歴史を、味とともに感じられる生き物なんです。
次に牡蠣を食べるとき、こう思ってみてください。
「これ、恐竜時代から変わってないんだなあ」って。
たぶん、ちょっと味わい深くなりますよ。