牡蠣が縮むのはなぜ?縮ませないためのコツ
牡蠣を焼いたり揚げたりすると、せっかくのぷりっとした身が縮んでしまった…という経験はありませんか?
それ、実はちょっとした工夫で防げます。
牡蠣が縮むのは「水分とタンパク質の急な収縮」が原因です。
以下のポイントを押さえれば、ふっくら仕上げることができます。
ポイント1:加熱前に下処理をきちんとする
牡蠣の表面にあるぬめりや汚れは、加熱時に余分な水分となって流れ出し、縮みやすくなる原因になります。
やり方:塩水と片栗粉でやさしく洗う
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ボウルに水200ml+塩小さじ1+片栗粉小さじ1を入れる
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牡蠣を軽くもんで汚れを落とす
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洗ったあとは水で流してペーパーで水気をふき取る
これだけで、表面の余分な水分が抜けて、縮みにくくなります。
ポイント2:火加減は「中火以下」でじっくり
牡蠣は高温で急に加熱すると、タンパク質が一気に固まって身が縮んでしまいます。
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フライパン調理は中火か中弱火で
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蒸し焼きや蓋を活用するとよりふっくら
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揚げ物は低めの油温(160〜170℃)でじっくり揚げる
表面に焼き色がつけばOKではなく、中の状態も見ながら火加減を調整しましょう。
ポイント3:火を入れすぎない
牡蠣は加熱しすぎると水分が抜けて身が縮み、パサつきやすくなります。
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火が入って“ふっくら膨らんだ”タイミングで止めるのがベスト
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火を通す時間は「短く・確実に」が理想
調理器具によって加熱具合は変わるため、「色」「ふくらみ」「弾力感」を目安に。
より縮みにくくする+αの工夫
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小麦粉や片栗粉を薄くまぶしてから焼く
→ 表面がコーティングされて、内部の水分が守られます -
冷凍牡蠣は解凍しすぎない(半解凍で調理)
→ 温度差を活かして中にじんわり火が入りやすくなります
まとめ
牡蠣を縮ませないためには、
「下処理」「火加減」「加熱時間」――この3つがポイントです。
ふっくらジューシーに仕上がれば、焼き牡蠣もフライも数段おいしくなります。
ちょっとしたコツで、家庭でもプロのような仕上がりをぜひ。